沿革と概要
病院の沿革
石川県済生会金沢病院は、昭和11年金沢市本町において恩賜財団済生会金沢診療所として開設され、昭和13年済生会病院として再発足しました。昭和26年には公的病院に指定され、次いで同27年には社会福祉法人として、済生会の「施薬救療の精神」を原点とする無料低額診療事業を積極的に推進し、地域の公的医療機関として地域社会に密着した診療活動の強化拡大をはかってきました。
昭和30年から40年代にかけては、石川県内で先駆けて老人専用病棟や腎不全患者のための透析療法施設を整えるなど、地域の医療需要の変化に常に即応してきました。その後も金沢市を中心とする二次医療を担当する基幹的病院として、救急医療や高度、特殊な医療の充実をはかるとともに、リハビリテーション医療をはじめ高齢者やがん末期患者のターミナルケアなど、保健・医療・福祉の充実・発展に取り組み、特色ある事業を展開してきました。
平成6年10月には、医療の一層の高度化とシステム化を推進し、地域医療と福祉の向上を目指して赤土町の現在地に移転新築しました。以来、地域医療の実践、独立採算を堅持した健全経営、安心と信頼の医療サービス、介護福祉事業の展開を経営理念に掲げ、
「消化器を中心としたがん疾患の診断から治療、緩和ケアまでの一貫した取り組み」
「生活習慣病に対する総合的な取り組み」
「整形外科領域での脊椎・関節に対する積極的治療」
「専門的かつ総合的なリハビリによる社会復帰の促進」
「開放型病床と紹介外来の強化を中心とした病診連携の推進」
「救急医療体制や健診業務体制の充実」
などを基本的な方針として実践しております。
平成14年11月からは回復期リハビリテーション病棟を設置し、チーム医療を基盤としたリハビリの一層の充実を図っております。
平成15年6月には、全病床を一般病床として届出を行い、急性期医療を積極的に推進する方針を確立すると共に、同年9月には訪問看護ステーションの併設により在宅医療への取り組みを一層強化することとしました。 平成16年2月には、(財)日本医療機能評価機構第JC118号の認定を受けました。また、平成21年1月には「Ver.5.0」を受審し、平成21年2月付で更新認定を受け、更なる安全と信頼の医療の実践、独立採算に基づく健全な経営に取り組んでいます。
病院の概要
名 称 | :石川県済生会金沢病院 |
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設立主体 | :社会福祉法人恩賜 財団済生会支部石川県済生会 |
所 在 地 | :金沢市赤土町ニ13番地6 |
病 床 数 | :260床(一般) |
敷地面積 | :8,010m2 |
建物構造 | :鉄筋コンクリート造/地下1階、地上5階建(一部6階建) |
建築延床面積 | :19,118m2 |