放射線部

一般撮影 ►

一般撮影とは、胸部(肺)や骨の写真を撮影する検査のことです。「レントゲン写真」という呼び方のほうが、分かり易いでしょうか?皆さんの中にも撮影された方はたくさんいると思います。
当院の撮影室は、胸部・腹部等の撮影室が1室、そして汎用の(胸部・腹部・頭部・整形領域(脊椎・骨盤・四肢)など)撮影室が2室あります。動けない方はポータブル撮影装置で院内出張撮影します。
撮影された画像は、コンピュータに取り込まれ、瞬時に各科から見ることができます。過去の画像との比較も容易です。

導入機器

X線発生器 島津 RADIOTEX など
富士メディカル社 FCR PROFECT など
シーメンスMOBILETT XP Hybrid など

導入機器

導入機器

導入機器

マンモグラフィ ►

マンモグラフィとは、乳腺・乳房専用のX線撮影で、専用のX線装置を使って撮影します。触っても判らない小さなしこりは勿論、しこりを作らない乳がんや乳がんの可能性のある石灰化も見つけることができます。
上半身裸になって装置の前に立ち、乳房全体が写る様に前に引っ張り出し乳房を圧迫していきます。乳房撮影は左右同時に行うことはできませんので、片方ずつ乳房を圧迫・撮影します。側面撮影のみの場合は圧迫を2回、正面撮影もある場合は圧迫を4回行います。
乳房を圧迫するときには多少の痛みを伴いますが、乳房を少しでも薄くすると乳房内部の様子がよくわかり、放射線の影響も最小限に押さえることができます。検査時間は側面撮影のみの場合で約10分ですが、圧迫している時間は数秒~10秒程度です。
痛みを感じる程度は人によって異なりますが、月経前1週間は乳房が張って痛みを感じやすいので避けた方がよいこともあります。最適なのは、月経開始後1週間~10日位と言われています。

乳房を撮影する検査ですので気になる方も多いかと思われます。当院ではマンモグラフィ撮影技術認定技師2名と数名で撮影をしておりますが、全て女性技師が担当します。

導入機器

SIEMENS社   MAMMOMAT 3000 Nova

導入機器

X線透視検査 ►

【X線透視検査とは】

 X線透視検査とは、X線を使ってリアルタイムに体内を観察し、撮影・治療を行う検査です。多目的な検査が可能で、内視鏡やエコー装置と併せて治療なども行います。

【当院のX線透視装置】

 当院ではX線透視装置を2台設置しております。検査・治療に役立つ多くの機能を搭載しており、検査を受ける方のX線被ばくの低減も十分に考慮されていますので、安心して検査・治療を受けて頂けます。

◆インルーム検査用多目的FD透視診断システム:LUMINOS Session(SIEMENS社製)

 X線検出器に最新デジタル技術であるFPD:フラット・パネル・ディテクタを採用しており、従来の装置よりも少ないX線で高画質な画像が得られます。43cm×43cmの大型検出器の採用により、一度の透視・撮影で広範囲の観察が可能なため、被ばくの低減にもつながります。

X線透視装置

◆Cアーム付透視撮影システム:VersiFlex(日立メディコ社製)

 Cアームの搭載により、多方向から目的部位を観察でき、最適な角度で検査・治療が行えます。また、患者さんの体位の変換が最小限で済むので、負担なく検査が行えます。こちらの装置もFPDを搭載しております。

X線透視装置

【X線透視検査例】

◆上部消化管造影検査

一般にいうバリウム検査のことです。X線を透過しない硫酸バリウムを飲んで頂き、食道・胃・十二指腸などを造影し、撮影を行います。食道がん・胃がん・胃十二指腸潰瘍などの発見・診断に欠かせない検査です。

◆下部消化管造影検査(大腸造影)

肛門から空気とともにバリウムを注入し、大腸を造影して病気を発見する検査です。大腸がん・大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎・大腸憩室等の診断に欠かせない検査です。

◆内視鏡的逆行性胆道膵管造影検査(ERCP)

内視鏡を十二指腸まで挿入し、そこから直接胆管や膵管にチューブを入れて造影を行う検査です。総胆管結石・胆管がん・膵臓がん・慢性膵炎などの診断に欠かせない検査です。また、結石やがんによって胆管が詰まり、黄疸を起こしている状況で用いられる治療法でもあります。

◆脊髄腔造影検査(ミエログラフィ)

腰椎の脊髄腔内に造影剤を注入し、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などによる脊髄の圧迫病変の診断に行われます。

◆泌尿器系造影検査

腎臓・尿管・膀胱に造影剤を注入し、形態や機能を評価するのに欠かせない検査です。

X線骨密度測定装置 ►

骨の密度は、単位面積または単位体積あたりのミネラル量(骨塩量)で表されます。骨の密度を測ることによって、骨粗鬆症の診断やその治療効果を知る事ができます。
当院では、Hologic社製の骨密度測定装置Explorerを使用しています。測定法にはDEXA法を用い、精度が高く再現性の良い検査が行われています。X線を用いた検査ですが、低被ばく線量で安心して検査をうけることができます。主に腰椎または大腿骨頚部で測定をおこない、約10分程度の検査時間となります。

導入機器:骨密度測定イメージHOLOGIC 社製 Explorer

導入機器

超音波(エコー)検査 ►

使用機器:日立アロカメディカル株式会社 HI VISION Preirus

超音波(人体に無害)を発するプローブと呼ばれる機械を体表にあて、目的臓器からの反射を映像化する検査です。放射線部では腹部・甲状腺・乳腺・下肢静脈の検査を行っています。

◆腹部超音波

肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱、子宮、前立腺などの異常がないか調べます。

◆甲状腺超音波

甲状腺が大きくなっていないか、その他異常などがないか調べます。

◆乳腺超音波

乳腺症や腫瘤などがないか調べます。

◆下肢静脈超音波

静脈血栓や静脈瘤、静脈弁機能不全の評価などを調べます。

どの検査でも検査部位にゼリーを塗って検査を行います。
検査時間は腹部・甲状腺・乳腺がおよそ10分程度、下肢静脈は20~30分程度かかります。
腹部の超音波検査に限り、当日の朝食を抜いて来ていただきます。

超音波(エコー)検査

CT検査 ►

X線とコンピュータを使って身体の輪切りの画像を作り、内部構造および病気の状態を精密に見ることができます。コンピュータを用いた特殊な画像処理を行い、全身どの部位でも精密な断層面を撮ることができます。また、検査所用時間も5分から20分と短く、外傷など緊急の場合でもすばやく検査できます。

CT検査

CTによる造影検査について

小さな病変や正常部位との区別がつけにくい病変は、造影剤を用いることで診断の行い易い画像となります。
また全身の血管を描出することができ、血管の状態を把握することが可能です。

CT検査

導入機器

東芝メディカルシステムズ株式会社
マルチスライスCTシステム Aquilion CX

導入機器

MRI検査 ►

MRI MRI(Magnetic Resonance Imaging)とは磁気共鳴画像診断装置のことをいいます。この装置はX線を使用せず強い磁力と電波を利用して人体の断面や血管をさまざまな角度から撮影することができます。特に急性期の脳梗塞、骨の炎症や圧迫骨折、血管、筋・靭帯、軟部組織の描出等に優れていることから、より正確、精密な診断で傷病の予防、発見、治療を早期のうちに行うことが可能です。

装置:SIEMENS社製 Symphony Syngo 1.5テスラ

検査時の特徴

  • トンネルの様な少し狭い空間の中で検査を行います。
  • 検査が始まるとコンコン、ゴーゴーと大きな音がします。
  • 痛みなどはありません。
  • 体が暖かく感じることがあります。

検査入室時の注意事項

身につけているもので脱着できるものは原則全て外して入室して頂きます。(金属類や補聴器などの精密機器、磁気カード等を身に着けて入出してしまうと故障やけどなど事故の原因となることがあるため、基本として検査着に着替えて頂きます。)また化粧品には、磁性体が含まれているもの(マスカラ・アイライン・アイシャドウ等)があり、検査画像に影響があるだけでなく目の粘膜等を傷つけたりすることがあるので、可能な限り付けずに来院してください。

MRI

次のような方は事前にお申し出ください。

  • 心臓ペースメーカーを挿入されている方。
  • 脳動脈瘤クリップの手術をされている方。
  • 人工内耳の手術をされている方
  • 狭い所が苦手な方
  • 手術による金属クリップやコイルが挿入されている方
  • 義眼挿入の手術をされている方
  • 材質のわからないものが体内に入っている方
  • イレズミなどのある方
  • 妊娠中もしくはその可能性のある方

血管造影 ►

導入機器:シーメンス社製Artis zee TA(平成25年3月導入)

 血管造影検査は、X線透視装置を用いて直径数ミリの細い管(カテーテル)を目的とする血管まで挿入し、そこへX線に写る薬剤(造影剤)を注入して血液の流れを動画で撮影する検査です。
 検査・治療の対象は主に心臓、腹部、透析患者さんのシャント血管です。検査・治療は足の付け根や肘・手首の皮膚表面からカテーテルを挿入して行います。狭窄・閉塞した血管を拡げ血液の流れを改善する血管拡張術、病変の栄養血管を塞栓して壊死させる治療などを行っています。
 使用機器はメーカーによる定期点検・毎日の始業点検を行い、検査・治療が安全に行えるように装置管理を行っています。また検査・治療時の放射線量を面積線量計からモニタリングすることで、線量管理を行っています。

使用機器

使用機器

放射線治療 ►

プリサイストリートメントシステム, 6MV

放射線治療は非常勤放射線腫瘍専門医1名、放射線治療技師2名、看護師1名の体制で行われています。放射線治療計画システムおよび治療計画用CT装置が併設されています。
新規患者受け入れは毎週金曜日午後~(外科にて要予約 代表076-266-1060)
年間約100件の放射線治療計画を行っています(乳房温存術後照射が8割、その他2割)

PreciseTreatment System
【PreciseTreatment System】

操作室風景
【操作室風景】

放射線治療計画システム
【放射線治療計画システム】

核医学 ►

核医学診療の紹介

核医学とは、ごく微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)を印としてつけた薬(放射性医薬品)を投与して病気の診断や治療を行う分野のことを言います。
放射性医薬品を体内に投与すると、特定の臓器に取り込まれ、そこで放射線を出します。その放射線を「ガンマカメラ(シンチカメラ)」と呼ばれる特殊なカメラで撮影します。 このように、苦痛なく臓器の働きや、化学的変化を画像にするのが核医学検査の特徴です。

装置 主に使用する検査
PRISM-2000
(島津製作所)
心筋シンチ、骨・腫瘍シンチ、肺換気血流シンチ、腎レノグラム
脳血流シンチなど

検査時間

核医学検査は放射性医薬品を投与してから目的の臓器に集まるまでの待ち時間が必要で、 その時間は、検査や放射性医薬品の種類により異なります。主な検査に必要な待ち時間と、撮影にかかる時間を以下に示します。

検査名 放射性医薬品 目的 待ち時間 撮影時間
骨シンチ 99mTc-HMDP 骨転移、骨腫瘍など 投与後約2時間 約30分
ガリウムシンチ 67Ga-citate 腫瘍・炎症の全身検索 投与後約3日間 約30分
40分
心筋シンチ 99mTc- TF
123I-BMIPP
123I-MIBG
心筋の血流、代謝の評価 および2時間
(二回撮影があります)
約20分
脳血流シンチ 99mTc-ECD 脳血流分布の評価など 待ち時間なし 約30分

※検査の種類や、依頼科医師の指示により待ち時間や、撮影時間が異なる場合があります。

注意事項

  • 以下のものを身に着けている場合は、画像に影響が出るため外していただく場合があります。
    →ヘアピン、入れ歯、眼鏡、ピアス・ネックレスなどのアクセサリー類、補聴器、腕時計、湿布薬、コルセット、ベルト、エレキバン、財布など。
  • 前処置は検査により異なります。検査予約時に依頼科医師より説明がありますので遵守してください。

主な検査の前処置を以下に示します。

検査名 放射性医薬品 前処置
骨シンチ 99mTc-HMDPなど 撮影直前に排尿
ガリウムシンチ 67Ga-citate 撮影日に浣腸し撮影前に排便
心筋シンチ 99mTc- TF 検査当日朝より水以外の飲食禁止
脳血流シンチ 99mTc-ECD なし

※検査の種類や、依頼科医師の指示により前処置が異なる場合があります。

下記に該当する方は、予約時に依頼科医師にお知らせください。

  • 妊娠中の方、妊娠の可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 閉所恐怖症の方
  • 長時間の仰向け姿勢が困難な方

問い合わせ先

[放射線部] TEL:076-266-2938
検査について不明な点などございましたらお問い合わせください。
当日、来院できない場合や予約の変更に関するお問い合わせは、必ず前日までに、検査予約を行った診療科にご連絡ください。

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