放射線検査

放射線検査の種類

一般撮影検査(レントゲン)

一般撮影とは

胸(肺)やお腹、骨の写真を撮影する検査のことです。レントゲン写真ともいいます。
X線(エックス線)という放射線を使い、体内の写真を撮ることができます。
当院の撮影室は3室ありますが、どの部屋も同じ撮影装置を使用しています。
撮影された画像はコンピュータに取り込まれ、瞬時に診察室や病棟などで見ることができます。過去の画像との比較も容易です。
また移動が困難な方には、ポータブル撮影装置で病室などに出張撮影します。

代表的な検査

胸部レントゲン
腹部レントゲン
骨(手部)レントゲン
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マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査とは

乳房専用のレントゲン写真のことで、専用のX線装置を使って撮影します。触っても判らない小さなしこりや、しこりを作らない乳がん・乳がんの可能性のある石灰化などを見つけることができます。

撮影方法

上半身の衣服を脱いで装置の前に立っていただき、乳房を全体が写る様に前に引っ張り出して、左右片方ずつ圧迫・撮影します。
乳房を圧迫するときには多少の痛みを伴いますが、乳房を少しでも薄くすることによって内部の様子がよくわかり、放射線の影響も最小限に押さえることができます。検査時間は約10分ですが、圧迫している時間は1回の撮影につき数秒~10秒程度です。側面撮影のみの場合は圧迫を2回、正面撮影もある場合は圧迫を4回行います。
痛みを感じる程度は人によって異なりますが、特に月経前1週間は乳房が張って痛みを感じやすいため、検査に最適な時期は月経開始後1週間~10日ほどと言われています。
当院はマンモグラフィ検診精度管理中央委員会の施設認定を受けており、撮影はマンモグラフィ撮影技術認定資格をもった女性技師が担当します。

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X線透視検査

透視検査とは

X線を使ってリアルタイムに体内を観察し、撮影・治療を行う検査です。多目的な検査が可能で、内視鏡やエコー装置と併せて治療なども行います。
当院ではX線透視装置を2台設置しています。最新デジタル機器を採用した装置で多くの機能を搭載しており、検査を受ける方のX線被ばくも低減されていますので、安心して検査・治療を受けて頂けます。

代表的な検査

上部消化管造影

一般的に言うバリウム検査です。X線を透過しない硫酸バリウムを飲んで頂き、食道・胃・十二指腸などを造影し、撮影を行います。食道がん・胃がん・胃十二指腸潰瘍などの発見・診断に用いられる検査です。

下部消化管造影検査(大腸造影)

肛門から空気とともにバリウムを注入し、大腸を造影して、大腸がん・大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎・大腸憩室等などの病気を発見・診断する検査です。

内視鏡的逆行性胆道膵管造影検査(ERCP)

内視鏡を鼻や口から十二指腸まで挿入し、そこから直接胆管や膵管にチューブを入れて造影を行う検査です。総胆管結石・胆管がん・膵臓がん・慢性膵炎などの診断を行います。また、結石やがんによって胆管が詰まっている状況などで用いられる治療法でもあります。

脊髄腔造影検査(ミエログラフィ)

椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などによる脊髄の圧迫病変の診断のため、腰椎の脊髄腔内に造影剤を注入して行われる検査です。

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X線骨密度検査

骨密度検査とは

骨の単位面積あたりのミネラル(骨塩)量を測ることで骨の強さが分かり、骨粗鬆症の診断やその治療効果を知ることができます。
当院では精度が高く再現性の良いDEXA法で検査が行われています。X線を用いた検査ですが、低被ばく線量で安心して検査を受けることができます。
主に腰椎と大腿骨の測定を行い、検査時間は約10分程度です。

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超音波(エコー)検査

超音波検査とは

超音波を発する機械を体にあて、目的臓器を映像化する検査です。放射線部では腹部・甲状腺・乳腺・下肢静脈などの検査を行っています。
どの検査でも検査部位に暖かいゼリーを塗って検査を行います。
検査時間は腹部・甲状腺・乳腺がおよそ10分程度、下肢静脈は20~30分程度かかります。

代表的な検査

腹部超音波

肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓・膀胱・子宮・前立腺などの異常がないか調べます。
腹部の超音波検査に限り、当日の朝食を抜いて来ていただきます。

甲状腺超音波

甲状腺が大きくなっていないか、その他異常がないか調べます。

乳腺超音波

乳腺症や腫瘤などがないか調べます。

下肢静脈超音波

下肢の静脈血栓や静脈瘤、静脈弁機能不全の評価などを調べます。

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CT検査

CT検査とは

X線とコンピュータを使って身体の輪切りの画像を作り、内部構造および病気の状態を精密に見ることができる検査です。コンピュータを用いた特殊な画像処理を行い、全身どの部位でも精密な断層面を撮ることができます。
また、検査所用時間も5分から20分程度と短く、外傷など緊急の場合でもすばやく検査できます。

造影CT検査について

造影剤を用いた検査では、全身の血管を描出することができ、血管の状態を把握することが可能です。そのため小さな病変や正常部位との区別がつきにくい病変などは、造影検査を行うことによって病巣がより鮮明に確認できる場合があります。

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MRI検査

MRI検査とは

磁気共鳴画像診断装置のことをいいます。
この装置はX線を使用せず、強い磁力と電波を利用して、人体の断面や血管をさまざまな角度から撮影することができます。
特に急性期の脳梗塞・骨の炎症・血管・筋肉・靭帯・軟部組織の描出等に優れていることから、より正確、精密な診断で傷病の予防・発見・治療を早期のうちに行うことが可能です。

検査時の特徴

検査が始まるとコンコン、ゴーゴーと大きな音がします。
痛みなどはありませんが身体が暖かく感じることがあります。
検査の時間が比較的長い検査です。最短で15分ほど、長い検査では1時間ほどかかります。

検査入室時の注意事項

身に着けているもので脱着できるものは原則全て外して入室して頂きます。
金属類や補聴器などの精密機器、磁気カード等を身に着けて入出してしまうと画像への影響はもちろん、機器の故障や火傷など事故の原因となることがあるため、原則として検査着に着替えて頂きます。
また化粧品には、磁性体が含まれているもの(マスカラ・アイライン・アイシャドウ・ネイル等)があり、画像に影響があるだけでなく目の粘膜等を傷つけたりすることがあるので、可能な限り付けずに来院してください。

次のような方はMRI検査を受けられないことがありますので、担当医または専門医にあらかじめご相談ください。

  • 人工内耳の手術をされている方
  • 手術による金属クリップやコイルが挿入されている方
  • 義眼挿入の手術をされている方
  • 材質のわからないものが体内に入っている方
  • 入墨などのある方
  • 妊娠中、もしくはその可能性のある方
  • 狭い所が苦手な方
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血管造影検査

血管造影検査とは

直径数ミリの細い管(カテーテル)を目的とする血管まで挿入し、そこへ造影剤を注入しながら、専用のX線装置で動画を撮影する検査です。

代表的な検査

心臓カテーテル

手首や足からカテーテルを通し、心臓を栄養している血管(冠動脈)を造影して、細くなっているところを探していきます。
細くなっているところが見つかれば、そこにバルーンという風船状のものを膨らましたり、ステントという金網状のものをおいて、血管を拡げていきます。

シャント拡張術

シャントとは透析患者さんなどに用いられる、人工の血管の事です。
先端にバルーンのついたカテーテルを、シャント内の狭くなったところ(狭窄部)に進めていき、そこでバルーンを膨らませることによって狭窄部を拡げていきます。

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放射線治療

放射線治療とは

放射線治療では、放射線を病気のある場所にあてて治療を行います。使用する放射線の種類はX線・電子線があり、治療によって異なります。
診察所見や検査結果をもとに、医師が放射線治療の方針を決定します。治療期間中および治療終了後も定期的に診察し、適切な処置を行います。
現在当院では非常勤放射線腫瘍専門医1名、放射線治療技師2名、看護師1名の体制で行われています。放射線治療計画システムおよび治療計画用CT装置が併設されています。
新規患者受け入れは毎週木曜日午後から行っております。
年間約80件の放射線治療計画を行っています(乳房温存術後照射が7割、その他3割)

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核医学検査

核医学検査とは

微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)を印としてつけた薬(放射性医薬品)を注射して、薬の集まり方を見て病気の診断や治療を行う分野のことを言います。
検査の流れとしてはまず注射をして、薬が目的の臓器に集まるのを待ちます。
その後ベッドに寝て、カメラのついたトンネル状の機械にベッドが通る間に、撮影が行われるという流れです。

検査時間

核医学検査は放射性医薬品を投与してから目的の臓器に集まるまでの待ち時間が必要です。待ち時間や検査時間は、検査や放射性医薬品の種類や依頼科医師の指示により異なります。

検査時の前処置

前処置は検査により異なります。検査予約時に依頼科医師より説明がありますので遵守してください。

次のような方は核医学検査を受けられないことがありますので、担当医または専門医にあらかじめご相談ください。

  • 妊娠中、もしくはその可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 狭い所が苦手な方
  • 長時間の仰向け姿勢が困難な方
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